泳ぎが見られる新ジャガー舎がオープン いまの季節しかみられない貴重な動物たちの姿も 名古屋・東山動植物園
24日、名古屋市千種区の東山動植物園で、ジャガーがお披露目されました。
神戸の動物園からやってきた珍しい真っ黒な見た目をしたメスのマヤちゃん(2)。
この日は、新しい獣舎を優雅にお散歩。初めて見るジャガーに子どもたちも大興奮。
24日にオープンした新ジャガー舎は、総面積約1000平方メートル、事業費は約10億円にものぼるといいます。
建物は、ジャガーの生息地で、名古屋の姉妹都市でもあるメキシコをイメージしました。
目玉は温水プール。深さは最大約2メートルにもなり、水中でも狩りを行い、泳ぎも得意だというジャガーを見ることができるといいます。
東山動植物園 今西鉄也副園長:
「ジャガーはネコ科の動物なんですけど水を嫌がらずに泳いだり特徴的な行動をする動物なので、そこをまずお客さんにみていただきたいな」
実は、東山動植物園では、今年7月に、スマトラトラの獣舎が新しくなるなどここ1年で変化を遂げているんです。
3月にはホッキョクグマのオスのフブキが、9月には、スナネコが2匹加わるなど、多くの動物が仲間入りしています。
東山動植物園 佐橋祐磨さん:
「動物園の一つの役割として希少種の繁殖などもありますので、種の保存の役割として新しい動物を導入してそれを繁殖するというのを準備する」
ここ1年で増えた動物の多くが絶滅危惧種に指定されていて、国内での繁殖が求められているんです。
ジャガーもメキシコの絶滅危惧種に指定されています。この日は、貴重なジャガーを一目見ようと多くの人が動物園を訪れていました。
秋も深まりつつあるこの時期。動物たちも一足早い冬支度を始めています。
リスの仲間のプレーリードッグ。毛がモフモフしていて、丸々したかわいいフォルムをしています。
夏の姿と比べると、確かに、毛の量が増えているのがわかります。
アメリカバイソンも今は首回りがモフモフとしていますが、夏と比べると、体全体が毛で覆われているのがわかります。
愛くるしい姿の人気者レッサーパンダも一足早く防寒対策をすすめていました。
東山動植物園 佐橋さん:
「まだまだこれからも(毛が)生えると思いますのでそこの変化をみていただけるとお楽しみいただけるかなと思います」
この季節しかみられない貴重な動物たちの姿、一目見てみてはいかがでしょうか?
【中京テレビ 「キャッチ!」 10月24日放送より】