立ち入り禁止の先に絶景が・・・ 国の登録有形文化財「愛岐トンネル」 秋の特別公開 愛知・春日井市
立ち入り禁止の先にある『絶景』が今だけ特別公開されています。
ついて行ってみると、急な階段を上ったその先に見えてきたのは・・・赤レンガのトンネル!!
11月23日から12月1日まで1900年の開通当時のまま残された「愛岐トンネル群」が特別公開されているんです。
真っ暗なトンネルを歩いていくと見えてきたのは、赤や黄色に色づきはじめた紅葉。
明治時代に開通した愛知県春日井市と岐阜県多治見市をつなぐ旧国鉄中央線。
木材などを運び中部地方の経済発展の大動脈としての役割を果たしてきました。
廃線となった後は40年以上やぶの中に埋もれていましたが、地元のボランティアが整備。
今では国の登録有形文化財となり春と秋は約1.7キロの線路跡を公開しています。
来場者:
「すごくノスタルジックな感じでワクワクしました。昔こうだったのかなと考えながら」
「貴重な経験ができたなと思いましたし非日常でしたね」
秋の公開の目玉はなんと言っても紅葉!ですが・・・今年は残暑が長引いた影響で色づきがちょっと遅れ気味。取材したこの日も見頃にはやや早かったようです。
本来なら、例年この時期にはこんなきれいな紅葉が見られるのです。
特別公開の今、自然の景色以外にもさまざまな仕掛けが。
切符とちょうちんを手に暗~いトンネルに入っていくと・・・壁面に妖怪たちが次々と現れる、その名も「妖怪トンネル」
また、専用自転車でトンネル内を走ることもできるのです。
子ども広場では大きなブランコやボルダリングにも挑戦できます。
愛岐トンネル・秋の特別公開は12月1日までです。