春から「神職」に　伊勢神宮の養成機関で卒業式　神道を学んだ3人の学生が門出の日「思い切り挑戦できるような神職を目指したい」　三重・伊勢市

伊勢神宮の神職の養成機関で10日、卒業式が行われ、神道を学ぶ学生たちが門出の日を迎えました。

卒業を迎えたのは、神宮研修所の3人の学生です。

学生たちは、2年間で、神道について学んだり、祭式の作法や雅楽の講義を受けるなどして、神職としての教養を身につけました。

卒業式では、関係者ら43人に見守られながら、久邇朝尊神宮大宮司が、「有為なる人材となるよう精励されることを切に期待しています」などと、激励の言葉を贈りました。

卒業生 神島晃さん（20）：
「これからより一層、奉仕勉学に励み、機会を見つけたら思い切り挑戦できるような神職を目指したい」

3人の卒業生は神社本庁から「正階（せいかい）」の神職資格が与えられ、全国の神社に就職するということです。