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災害や武力攻撃への備え… 地下シェルター付きハウスが内覧開始 豊橋の建設会社「芳賀土建」が設計・建設を手がける 住宅の選択肢を広げる地下室としての活用も提案

2024年9月26日 18:25
災害や武力攻撃への備え… 地下シェルター付きハウスが内覧開始 豊橋の建設会社「芳賀土建」が設計・建設を手がける 住宅の選択肢を広げる地下室としての活用も提案
地下シェルター(芳賀土建提供)

地下シェルター付きのモデルハウスを会社敷地内に建設した豊橋市天伯町にある建設業「芳賀土建」が、一般向けに内覧を始めました。地下シェルターは近年、相次ぐ災害のほか、不安定な国際情勢で関心が高まっており、震災や武力攻撃に耐えられる強固な構造のコンクリート製シェルターを求める声が多くなっている情勢に、同社は需要を見いだしています。

芳賀土建は土木工事を主としていますが、事業の一部として顧客の声に応じるかたちで、輸入された米国製の防災シェルターの販売代理業を行っています。しかし、日本国内のニーズにより見合ったシェルターを自社で開発し販売していきたいと考え、2022年から設計を手がけ、24年4月から会社の敷地内に地下シェルター付きのモデルハウスの造成を始めました。


シェルターは平屋の家屋の地下にあり、鉄骨コンクリート造りで30平方メートルの広さ。18畳のメインルームを備え、4~6人が2週間ほど避難生活を送る想定となっています。シェルターを囲む壁は30センチメートルの厚みで、20センチメートルの厚さを誇るコンクリート製防爆扉が取り付けられています。

家屋からシェルターへは、地下につながる階段を降り通路を抜けて防爆扉を開けて入ります。シェルターの奥にも大人が這って出入りできる大きさの防爆扉が取り付けられており、土砂などで埋もれてしまった場合などの非常時には野外へ脱出できるようになっています。

シェルターの需要について芳賀数正専務は「問い合わせは多いものの、いざ購入して設置となるとまだまだ敷居は高い」としながらも、「シェルターをさまざまな機能をもつ地下室としてとらえ、万一の時の備えについて考えてもらえれば」と呼びかけています。

同社が提供するシェルターは、長時間を快適に過ごせるように閉塞感を排したデザインをシェルター内に採用して居住性を高めているということです。

9月15日からの内覧開始で、10組の希望者がすでに同社を訪れシェルターを見学しました。

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