２０年にわたって岐阜県知事を務めた古田肇知事が、５期目の任期満了となる５日、県庁での退任式に臨みました。

古田肇知事（７７）は岐阜市出身で、経済産業省などを経て２００５年に岐阜県知事に就任。県政史上最長の５期２０年務め、５日、任期満了を迎えました。

退任のあいさつでは「２０年前にふるさと岐阜に恩返しがしたいという思いで第一歩を踏み出した」と切り出し、「岐阜の魅力」という言葉を何度も繰り返しました。

加えて「岐阜県にはまだまだ掘っても掘り尽くせない魅力がある。さらに磨いて、胸を張って世界に発信していただきたい。私はこれから最後の一歩を踏み出します」と語りました。

県庁１階には職員や県民、約１０００人が花道をつくり、拍手で古田知事を見送りました。

６日には、１月２６日の知事選で初当選した江崎禎英さん（６０）が初登庁し、職員へのあいさつや就任会見を行います。