トヨタ自動車の研究開発拠点「トヨタテクニカルセンター下山」完成 豊田章男会長「安全に走りきる技能を日々鍛錬」
「もっといいクルマづくり」のために、トヨタ自動車が整備を進めてきた研究開発拠点が完成し全面運用がはじまりました。
2日、お披露目されたのはトヨタ自動車の研究開発拠点「トヨタテクニカルセンター下山」です。
豊田市と岡崎市にまたがる広大な敷地に2018年4月から建設を進めていて、急な坂道や複雑なカーブなど厳しい走行環境を再現した12本のテストコースなどすでに完成したエリアは順次運用されてきました。
今回、新型車の企画、設計、デザインなどの担当社員が一堂に集まって開発を行うことができる施設も新たに整備されました。
トヨタ自動車 豊田章男会長:
「厳しい道がもっといいクルマをつくるんだという原点で、それを安全に走りきる技能をしっかり日々鍛錬することで、もっといいクルマができるのではないかなと思っています。自動運転というものになればなるほど、人間の感性人間のセンサーがますます必要になると思いますので、そういう時代だからこそリアルなテストコースでつくっていくクルマに期待してほしい」
トヨタは、この施設で開発中の車両を走らせ、壊しては直す作業を繰り返し、車の操縦安定性や乗り心地、ブレーキ性能などを磨いて次世代新型車の開発を加速させるとしています。