「兄が人を殺しました」「家族が人質になっています」事件発覚のきっかけは拘束された兄弟からのSNS　同居する祖母を刃物で殺害などの疑い　18歳の孫の少年逮捕　名古屋市・中川区

23日、名古屋市中川区の住宅で、同居する祖母を刃物で刺したなどの疑いで孫の18歳の少年が逮捕された事件。事件発覚のきっかけは拘束された兄弟からのSNSでした。

23日、名古屋市中川区の住宅街に張られた規制線。

現場周辺の住民：「おまわりさんがいっぱい来て、パトカーやら覆面パトカーやら。すごい（数の）車で」

発覚のきっかけは「兄が人を殺しました」「家族が人質になっています」という内容のSNSの投稿。110番通報はこの投稿を見た人からでした。

警察が現場の住宅に駆けつけるとそこには帰宅してきた少年が･･･。

声をかけ、家の一室に入ると、意識不明の状態で倒れている女性を発見。

さらに、別の部屋では、少年のきょうだいが拘束されていたということです。

女性は少年の祖母でその後死亡しました。死因は窒息死とみられています。

その場で犯行を認める内容の話をしたことから警察は、女性の孫である中川区に住む18歳の少年を緊急逮捕。

少年は、23日午前、自宅で同居する祖母の首を電気コードで絞めた上、刃物で胸を刺し、殺害した疑いがもたれています。

この住宅では、祖母とその息子夫婦、少年を含む孫4人の計7人が生活。

事件当時は、自宅には、祖母と少年の2人だけでしたが、その後帰宅した妹がSNSで助けを求めたということです。

その後の警察への取材で、刺し傷は1か所で、肺に達する深さだったことが、新たにわかりました。

警察は、祖母との間に何らかのトラブルがあり、少年が強い殺意を持って犯行に及んだとみて、動機などを調べています。