パキスタン南西部で、武装集団がバスやトラックの乗客を銃撃し、少なくとも23人が死亡しました。

地元メディアなどによりますと、銃撃があったのはパキスタン南西部バルチスタン州の幹線道路です。

現地当局は26日、武装集団がバスなどから乗客を降ろして身分証を確認したあと銃撃し、少なくとも23人が殺害されたと発表しました。武装集団は車両10台に火をつけ、現場から逃走しています。

銃撃は、パキスタンからの分離独立を目指す「バルチスタン解放軍」が、幹線道路に近づかないよう、警告してから数時間後に起きたということです。

また、バルチスタン州ではこの日、警察署も武装集団に襲撃され、民間人を含む少なくとも10人が死亡しています。