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“チャレンジの場を増やす” 寺本明日香さん「寺本明日香カップ」の思い語る 至学館大学で会見

2024年1月5日 19:49
“チャレンジの場を増やす” 寺本明日香さん「寺本明日香カップ」の思い語る 至学館大学で会見

5日、午後2時半頃、オリンピックにロンドン(2012年)、リオ(2016年)と2大会出場した元体操選手の寺本明日香さん(28)が自身の名前がついた『第1回寺本明日香カップ』開催に向け、至学館大学で会見を開きました。

緊張した面持ちで大会について話し始めた寺本さん。
「主催は寺本明日香カップ実行委員会、実行委員長を務めさせていただきます寺本明日香です」
と説明したところで記者から笑いがおき、ようやくいつもの笑顔に。
出身の愛知県小牧市にあるパークアリーナ小牧で3月26日、27日の2日間にわたって開催されるこの大会。
対象は『小学生から社会人のこれから全国大会等を目指す女子体操選手』としています。

「私が現役の時はすごく試合が多くてどの試合を棄権しようかというくらいだったけど、今の部活の子達は1年に大会に出られて4~5回。全日本インカレ(全国大会)に出られない子達もいる。(試合の機会が)1年に数回しかないっていうのを知って。これだけ365日必死に練習してしんどい思いも体もいっぱい鍛えて頑張っているのに発表する場が少ない」と大会を作るきっかけを話しました。
至学館大学でおととし9月から体操競技部女子の監督として指導している寺本さん。その中で感じたトップアスリートではない学生達の大会の機会のなさを危惧し、もっと試合をの場を増やせるようにと考えたといいます。

「寺本明日香カップに出て今のコンディションの位置づけだったりこの技を挑戦したいんだけどいきなり(大会で)挑戦するのは怖いというのをぜひ挑戦してみるという試合にしてほしい。チャレンジの場を増やすという目的があります」
と、ルールも公式戦ではまずない、安全性の高いマットの追加使用を可にするなど工夫。
また、一般の人にも楽しんでもらえるよう、選手と同じ器具を使用しての体操体験会や、間近で見ることができるエキシビションの時間も作る予定。
地元から寺本さんならではの“新しい形の体操大会”を作っていきたいといいます。

「今回は“第1回の寺本明日香カップ”なので第2回3回と続けていって、愛知県から体操を盛り上げていくというのと、(出身の)小牧市への思いも込めて続けていきたいなって思っています。」

  • 中京テレビNEWS NNN
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