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AIで脳脊髄液腔の各領域を抽出 ハキム病の診断精度向上に期待 名市大と富士フイルムが共同開発

2024年3月18日 18:52

富士フイルムと名古屋市立大学は、MRI画像から脳脊髄液腔の各領域を抽出するAI技術を共同で開発しました。

この技術は、富士フイルムのクラウド型AI技術開発支援サービスを活用して開発されたもので、ハキム病の診断精度向上に期待が寄せられています。

ハキム病は、脳脊髄液が溜まって脳を圧迫し、歩行障害や認知障害などの症状が現れる進行性の病気。「治療で改善できる認知症」と言われていますが、治療には早期発見が重要です。

また、ハキム病は脳委縮と症状が似ていて、判別するための重要な画像所見としてDESH(くも膜下腔の不均衡分布)が知られていますが、医師によって判定が異なることが課題でした。

富士フイルムと名古屋市立大学は、「今後も画像診断支援AI技術の開発を進め、医療の質の向上と人々の健康の維持増進に貢献する」としています。

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