ヤマト運輸の営業所に感謝状 500万円の詐欺被害防ぐ 配達員が持ったときの重さに違和感を… 愛知県警
ヤマト運輸 小牧中央営業所所長:
「(配送予定の)営業所から連絡が私に入って、怪しいんじゃないかと」
2つの営業所は協力して詐欺の被害を未然に防いだということです。
はじまりは東京。11月6日、小牧市の女性が送った「ニット帽と手袋」と書かれた荷物。
配達員は持ったときの重さに違和感を覚えたということです。
怪しい点はほかにも・・・
ヤマト運輸 小牧中央営業所所長:
「(荷物を)受ける側から直接ドライバーに連絡が入った。『宅配ボックスに入れてください』という指示だったんですけれども」
ドライバーにこのような連絡が来るのは異例のことで、なぜそこまで急ぐ必要があるのかと疑問に思ったということです。
そこで発送場所の小牧中央営業所が荷物を出した女性を訪ねると、「詳しくは答えられない」と言ったものの、粘り強く話を聞いて中身が現金であると発覚。
入っていた額はなんと500万円でした。
それぞれの重さを量ってみるとその差は約400グラム。重さに持っただけで気づいたということです。
警察によりますと女性は裁判所の関係者を名乗る者からあなたは裁判中だなどと、うその連絡がありそこで紹介された弁護士に相談したところ、解決金としてお金を発送するように指示されたということです。
ヤマト運輸 小牧中央営業所所長:
「こういったケースは全国でもいろいろ起きていますので、他で起こらないように会社として取り組んでいきたい」
警察は、「現金を送れ」「誰にも相談するな」などの連絡は詐欺の可能性が高いと注意を呼びかけています。