外国人観光客の獲得へ 観光関係者が連携を 福井は「刺さる」コンテンツが充実 伸びしろ大きく

観光庁が都道府県別の外国人観光客の宿泊者数をまとめました。福井県は新幹線が開業した年で外国人の方も行きやすくなったと思いきや、なんと46位。速報値で8万9000人と前の年と比べて2万5000人増えたものの、新幹線開業後も変化がありませんでした。

外国人観光客を増やすために何が必要なのか、福井市で祓川直也観光庁長官の講演会があり、宿泊業や飲食業などのおよそ80人が参加し、利用客獲得の秘けつを聞きました。

■三國大井俱楽部 大井七世美 さん
「たくさん悩んでいたことがあったが、インバウンドや集客について長官の話を聞いて、前向きに頑張ろうと思った」

■コートヤード・バイ・マリオット福井 吉田耕学セールスマネージャー
「周りと協力しながら、あるいは行政と宿泊施設だけじゃなくて、他の事業者とも共有しながら、このビジネスを成功させていかないといけない」

祓川長官は次のようにアドバイスします。

■観光庁 祓川直也 長官
「伸びしろは大きい 福井はインバウンドの客からしたら、食も遺産も文化的なものも、コンテンツは素晴らしいものがある いくらでも伸びる可能性、素質はすごく高いと思う」
「地元の方がふつうに当たり前だと思っている活動や産業・寺がすごく刺さる ものすごくリピートとすることがある永平寺や恐竜博物館も含めて、地元の人には当たり前なところが観光資源になりうる 何が売りなのか、みなさんで分析することも大切」
「どういう風になっていくのがいいのかというイメージを持ってもらって、それに向かって、なるべく広い関係者で活動を続けていけば、必ずいい成果が出るのでは思う」

外国人客の誘致に向けては、観光関係者が同じ方向を向いて、地道な取り組みを続けることが必要といえそうです。