野菜が高騰する中 越前市でキャベツを格安で提供 そのわけは?
全国的に野菜高騰が続く中、越前市内で新鮮なキャベツが格安で販売され、主婦らの人気を集めています。その理由を探りました。
ハピラインふくいの武生駅前にあるたこ焼きやお好み焼きなどのテイクアウト専門店です。
物価の高騰で、生地に使う小麦粉や、物価の優等生ともいわれる卵は値上がりしていますが、商品の値上げまではしていません。
■永木農産 永木良和さん
「Qキャベツ高騰の影響は?うちの店では受けていない キャベツを生産する農家なので」
この店は農家の直営店で、野菜高騰の代表格となっている新鮮なキャベツを惜しげもなく使っていました。
畑を訪ねてみました。
■生産者
「僕らもここまで今の時期にたくさんとれているのは驚いている」
トラックに山積みとなったキャベツ。収穫されたキャベツが直売所に運び込まれています。
■記者
「食卓に欠かせないキャベツ 今や高級食材となっているが、こちらでは1玉100円から300円で販売している」
市場に流通しない規格外のキャベツの販売が物価高を追い風に大人気!市内はもちろん市外からも次々と買い物客が訪れています。
■買い物客
「朝 とれたてだろうし、安い」
「スーパーでは高騰していて、新鮮で安いのは家計も助かる」
「見た目も張りがあり、近頃寒いので鍋に使っている」
現在収穫しているキャベツは、残暑を避けて秋に苗を植えたもので、本来は雪の下で育てて2月に収穫する予定でした。
しかし今シーズンは比較的暖かい日が多く、積雪も少ないため、ここでは生育が早まり収穫に追われています。
■永木農産 永木友也さん
「あしが速い すぐ腐ってしまうのがあるので、こちらとしては収穫を急いで、 小玉だが安い価格で出している」
季節外れの収穫を余儀なくされている生産者は少し困惑していますが、消費者にとって安くて新鮮なキャベツは魅力的なようです。