アユの稚魚放流で生態系の復活願う おととし大雨被害の河野川 南越前町赤萩区
記録的な大雨で被害を受けた南越前町の河野川で3日、地元の児童らが生態系の復活を願って、アユやヤマメの稚魚1万3000匹を放流しました。
おととし8月、河野川には大雨の影響で濁流が押し寄せ、川の生態系は大きなダメージを受けました。かつてはにぎわったアユ釣りも大きく衰退。河野川漁業協同組合では、生態系の復活を願って稚魚の放流を決めました。
体長およそ8センチの稚魚は、川に放たれると元気に泳ぎ出していました。
■元赤萩区長 小角譲さん
「2年前の災害で(生物が)みんなだめになった。ちょっとずつ復活しているけど、僕らが気持ちだけでも持っていかないと(川の生態系が)終わってしまう」
稚アユは9月初めには体長20センチほどに成長し、河野川のアユ釣りを盛り上げます。