花粉の飛散量が半分に? 県が新しいスギを試験的に植える 福井市の山林で
新しいスギを植える県の職員ら=28日午前10時ごろ、福井市一ノ瀬
県内で花粉の飛散が始まる中、県は28日、花粉の飛散量を半分に抑えたスギの苗木を、福井市市ノ瀬の山林に植えました。県が関西育種場と実証試験を進めているもので、今後30年間にわたって植え方による成長の違いなどを調べ、本格的な普及を目指します。(2月28日)
新しいスギは、従来の1.5倍ほど早さで成長するのも特徴で、県総合グリーンセンターの木下輝雄主任研究員は、「初期成長が早いということは保育コストの軽減が期待できる。林業の活性化につながれば」と話していました。