三方五湖の天然ウナギ 資源回復へ児童が稚魚放流 近年はほとんど遡上せず
バケツに入ったウナギの稚魚を放流する児童=4日午前9時半ごろ、若狭町海山の水月湖
三方五湖の天然ウナギの資源回復を図ろうと、地元の小学生が4日、水月湖にウナギの稚魚を放流しました。
若狭町の海山漁協が企画したもので、梅の里小学校の2年生と3年生合わせて10人が、1匹120グラムほどの稚魚およそ100匹を湖に放流しました。
■児童
「結構ぬるぬるでちょっとかわいい」
三方五湖ではここ10年ほど、天然ウナギの稚魚が海からほとんどそ上しておらず、同漁協では今年、300キログラムの稚魚を放流する予定です。稚魚は2~3年で食べられるサイズに成長し、細長い筒を使って獲る伝統の漁で水揚げされます。