伝統工芸の産地視察 都内のホテルコンシェルジュ 体験型観光が魅力に インバウンドを促進
越前和紙の紙すきを見学するコンシェルジュたち=11日午前10時、越前市大滝町
東京都内のラグジュアリーホテルのコンシェルジュたちが丹南エリアにある伝統工芸の産地を見て回り、外国人観光客に体験プログラムなどを提案し観光客の誘致につなげます。(1月11日)
11日は越前市の今立地区にある越前和紙の工房「やなせ和紙」を訪れ、伝統工芸士から和紙の材料や作り方について説明を受けました。新幹線県内開業を控えて県が視察会を企画したもので、コンシェルジュたちは「ひっかけ」と呼ばれる独特な技法を使った紙すきを体験しました。
■視察を終えたコンシェルジュ
「海外の方は最近、何かを見に来るというより実際に体験することを重視する方が多い。これから需要も高まると思うし、自信を持って紹介できる所がたくさんある」
一行はこの後、鯖江市の河和田地区で「越前漆器」の蒔絵も体験し丹南エリアの伝統工芸に理解を深めていました。