世界3大ピアノと授業で使うリコーダーが共演 奥行きのある音色が子どもたちを魅了
1000万円を超える世界3大ピアノの一つが音楽室にある福井市の小中学校で26日ミニコンサートが開かれ、児童や地域住民が奥行きのある心地よい音色に浸っていました。
福井市棗小中学校の音楽室では、児童や地域の人たちを前にポップスやクラシックの名曲などが演奏されました。
ピアノは世界3大ピアノの一つ『ベーゼンドルファー』でおととし学校のOBから贈られた高価なものです。
学校では寄贈を記念して定期的に演奏会を開いていて今回で34回目。
演奏者にはピアニストの角矢千鶴さんを迎え、元体育教諭でソプラノリコーダーの大島利徳さんもかつて指導した思い出の校舎で演奏しました。
学校の授業で使うリコーダーとピアノとの珍しい共演に、児童たちはじっくりと聴き入っていました。
児童
「すごくいい気持ち 大きいところと小さいところがあって、いいバランスで美しいと思った ぼくもきれいに吹けるようにがんばりたい」
地域の宝となったピアノの奥行きのある音色と、リコーダーの澄んだ響きが子どもたちの心を育んでいるようでした。