「紙幣番号を確認する必要があるからお金を下ろすように」敦賀市80代男性が2000万円をだまし取られる 警察は組織的な犯行とみて捜査

敦賀市の80代の男性が、警察や検察をかたる男から「紙幣番号を確認する必要があるからお金を下ろすように」と電話で言われ、現金2000万円あまりをだまし取られたことがわかりました。

警察の調べによりますと、2024年10月下旬、敦賀市に住む80代の男性の固定電話に「料金の振り込みが確認できない」と不審な電話がありました。

通話の途中、電話の相手が警察や検察官をかたる男に引き継ぎ、男は「紙幣番号を確認する必要があるから、お金を下すように」と指示しました。

男性は12月12日までに、コンビニのATMや銀行の窓口で、あわせて2040万円を引き出しました。

その後、指示に従って現金をエコバックに入れて自宅の駐車場に置いておいたところ、持ち去られたということです。

今年に入って、着信があった電話番号にかけてもつながらないことを不審に思った男性が、親族に相談して被害にあったことに気づきました。

警察では組織的な犯行とみて捜査を進めていて、警察や検察官を語る人物から金銭を要求する電話がかかってきても、絶対に応じず、警察に相談するよう注意を呼びかけています。