ガソリン・灯油また値上げへ 16日から、6円程度上昇の見込み 去年の暮れに続く政府の補助金縮小
ガソリンや灯油の価格は、政府の補助金の打ち切りで、県内でも16日から1リットルあたり6円程度値上がりする見通しです。
福井市内のガソリンスタンドでは14日、値上げを前に給油に訪れるドライバーの姿がみられました。
■50代男性
「仕事でも(車を)使うのでやっぱり不自由になる。ガソリンが無くなると。だから早めに入れにきた」
政府の補助金の縮小で、去年の暮れに5円程度値上がりしたガソリンや灯油の価格。この補助金が16日で打ち切りとなることから、再び値上げとなる見通しです。
■栄月 四谷智洋エリアマネージャー
「値上げ幅としてはまだ確定ではないが、6円程度の値上げを予想しています」
わずか1か月ほどで10円程度の大幅な値上げに。厳しい寒さが続く中、ガソリンと同じく灯油価格の値上がりも家計に与える影響が懸念されます。
■栄月 四谷智洋エリアマネージャー
「18リットルのポリ管で2122円だったものが、およそ6円上がることで108円ほど上がると思います」
灯油を買いに来ていた福井市の久保明美さん(83)は、電気料金の高騰で、冬場は暖房ではなく石油ストーブを使っているそうで、1か月あたりの灯油の消費量はおよそ20リットル。毎月およそ120円負担が増える計算です。
■久保明美さん
「灯油が値上がりすることは何もかも物価も上がって、灯油から電気代までみんな上がると、私みたいな1人暮らしの年金で暮らしている者は年金が追い付きません。今まで貯めたお金をちょっと出してきて使うようにしている」
年明けからますます家計を圧迫するガソリン・灯油価格の値上げ。ガソリンスタンドでは、早めの給油を呼びかけています。