福井駅のアリーナ来年末着工・27年秋開業へ 経済効果56億円見込むも…? 最大50億の行政負担
福井市の中心部の「アリーナ構想」の基本計画案が、6日発表され、最大50億円の行政負担を想定しています。来年末から着工し2027年秋のオープンを目指します。(2月6日)
計画案によりますと、福井駅東口から徒歩9分の福井市豊島の東公園内に、メインアリーナとサブアリーナを備えた建物(延べ床面積1万2000平方メートル)を建設します。
5000席の座席を備えたアリーナは、プロバスケットボールチーム「福井ブロ―ウィンズ」の本拠地となる予定。バスケだけでなく、バレーボールやバドミントンの利用も想定しています。またコンサートや展示会などのイベントスペースや防災拠点としての役割も担うということです。
年間の来場者は58万人、経済波及効果は56億円を見込んでいます。
一方、問題となるのが建設コスト。
先日当初の想定の75億円から資材価格などの高騰で105億円まで増えることが分かりました。銀行の融資も含めた企業の出資や寄付など、民間で55億円を負担し、国と県それに福井市で最大50億円を負担する計画です。
会見で、福井商工会議所県都みらい創造委員会の梅田憲一委員長は「資金計画も含めまだまだ前途は多難。オール福井で県や市、地元企業にも協力を貰いながら、この事業を進めていきたい」と語りました。