地盤の改良工事始まる 能登半島地震で道路陥没 軟弱地盤対策でコンクリート注入 あわら市・名泉郷地区
能登半島地震で道路が陥没したあわら市の名泉郷地区で、地盤の改良工事が始まりました。盛り土をした場所で地盤が弱いことから、コンクリートを地下深くまで筒状に流し込み、地盤を固定する方針です。
工事は地盤工学に詳しい福井大学の荒井克彦名誉教授のアドバイスを受けながら、25日から進められていて、崩れた200平方メートルの範囲に、筒状の穴を210本掘り、地下の硬い地層までコンクリートを流し込んでいます。
■福井大学 荒井克彦名誉教授
「強度が出るのに少し時間がかかる。あまり乱暴にどんどんやってしまうと、周辺が沈下したりとか影響を及ぼす。その辺を慎重に、どういう順番でやっていくかを相談した」
改良工事は9月中旬までかかる予定で、市では今年中の道路の復旧を目指しています。