南北つなぐ大動脈が「予防的通行止め」で寸断 物流に大きな影響
大雪の影響で嶺南と嶺北をつなぐ道路が、集中除雪のため「予防的通行止め」となり一時寸断。ドライバーが足止めを喰らって物流に影響が出ています。(1月24日)
越前市の武生インターチェンジ近くで列をなす大型トラック。警察が交通整理にあたります。
この雪の影響で、北陸自動車道は、上り線で福井インターチェンジから米原ジャンクションの区間で大規模渋滞を防ぐために集中して除雪を行う「予防的通行止め」の対象となり、多くのドライバーが足止めされました。
大阪に向かう運転手
「予防っていってもどうしようもうないねこればっかりは。雪が降るのは知っていたが、まさかこんな早く降るとは思っていなかった」
岐阜に向かう運転手
「きょうの日付が変わった0時半くらいからいる。8号線も通行止めみたいで抜け道がどこにもない。どっちかは通してほしい最低でも」
さらに国道8号線でも越前市の白崎交差点から滋賀県長浜市の川崎交差点まで通行止となっていて、長時間の待機でガソリンの残量を心配する人もいました。
大阪に向かう運転手
「2時間くらい待ったらどうにかなるかなと。寒さと燃料だけ気にしている。」
嶺北へ向かう北陸道や国道が通行止めになった影響で敦賀市でも。
髙島隆平記者
「現在高速が通行止めになっていて、通行止め解除を待つトラックがずらりと並んでいます」
国道8号のバイパスではトラックの長い列ができ、物流にも影響がでました。食品スーパーやコンビニでは、野菜や肉といった生鮮食品やおにぎり、総菜などが正午ごろになっても入荷せず欠品のポップが張り出されていました。
またも一時的に寸断された県内の大動脈。集中除雪を行うにも利用者目線の対応が求められます。