一部の便が復活へ、路線バス 4月1日~日中の便を中心に 通勤・通学や通院に配慮 去年大幅減便も、運転士の確保進む
深刻な運転士不足で減便となっていた京福バスの路線バスは、4月1日から一部の便を復活させ、通勤・通学や通院などの足を確保します。
■リポート 藤原百花記者
「福井工業大学などに向かう学園線では、春から午後3時と4時、それに5時台で8分発のバスが増え、多い時間帯では15分に1本バスがやってきます」
この他、福井市の大和田地区を経由し、福井駅と福井大学附属病院を結ぶ路線では、上りと下りで合わせて5便が復活します。また、福井駅と県済生会病院を結ぶ路線は、午前11時台と正午台に福井駅発のバスが1便ずつ復活します。さらに、運動公園線の道守高校先回りでは、福井駅発の最終便を午後8時から9時に繰り下げます。
■通院で済生会問屋団地線を利用
「ありがたい。(バスに)遅れると、タクシーで使わないといけないので高くつく」
■通勤で学園線を利用
「(本数が)少ないと、一本逃したら次が来るまで結構待ち時間長くて。本数が増えると結構助かる」
京福バスでは去年、深刻な運転士不足を理由に、21路線の255便を減便しましたが、行政の支援も受けて1月末までに新たに14人の運転士を確保できたことから、通勤・通学や通院での利用が見込まれる路線で、日中の便を中心に復活させました。
なお、京福バスでは引き続き、積極的に運転士の採用を進めることにしています。