WEBサイトで空き家を360度内覧 坂井市の空き家バンクサービススタートから半年で2軒成約
各地で空き家が増え続ける中、坂井市はWEBサイトで空き家の中を自在に「内覧」できるサービスを提供していて、利活用につながるケースも出ています。(2月7日)
坂井市が提供している空き家の「バーチャル内覧ツアー」。売買や 賃貸を仲介する「空き家バンク」のサービスの1つで、WEBサイトで家の内部を360度から見ることが出来ます。画像は自在に拡大・縮小して、ディテールを確かめることができる他、各部屋を移動しながら見て回ることが出来ます。
提供開始から半年あまり。これまでに 10軒を載せたところ、2軒の成約につながったということです。
■坂井市 空家対策室・辻佐和子さん
「細かいところを見ることができるし、何度でも見返すことができるし、大変助かったという意見をもらっている。成約数を増やして空き家の流通につなげていきたい」
2022年の調査で坂井市内で1336軒が空き家となっている一方、「空き家バンク」に登録されているのは42軒にとどまっています。
市ではこの「バーチャル内覧ツアー」など、利便性を高めて利活用につなげたいとしています。