鉄道の保守工事を“昼間”に 労働環境改善で担い手確保へ ロボットも積極的に投入 小浜線で現場見学会、JR西日本
JR西日本は、鉄道の運転が終了した深夜ではなく、昼間の時間帯を活用した保守工事に取り組むことで、担い手の確保につなげようとしています。
JR小浜線で24日、保守工事の見学会が開かれ、沿線の市や町の職員や高校生らが、大型の重機を使って線路のゆがみを修正する様子や、枕木を新品に交換する様子を見学しました。また、作業員が人型のロボットを使って線路の周辺の樹木を安全に伐採する様子も見学しました。
■参加者
「ほとんどがロボットで作業されているところが一番驚いた」
「昼間の方が作業しやすいというのはもちろんあるし、作業員の方の負担もかなり減るので、とてもよい取り組みだと思う」
■JR西日本金沢支社 敦賀保線区 三津田祐基区長
「将来を見据えると、働き手がどんどん減ってくる現状にある。作業員の働き方改革のためにも、昼間に施工するというのをやっていきたい」
深夜に行われるのが一般的な鉄道の保守工事。 JR西日本では、昼間に工事を行うことで、労働環境を改善して担い手の確保につなげたい考えです。