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練炭自殺を図り子ども3人を殺害しようとした女に猶予付き判決

2024年6月26日 17:21
練炭自殺を図り子ども3人を殺害しようとした女に猶予付き判決
女に執行猶予付きの判決(26日福井地裁)

親子4人で練炭自殺を図り、子ども3人を殺害しようとしたとして殺人未遂の罪に問われた女の裁判員裁判で、福井地裁は26日、懲役3年 執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。

判決を受けたのは南越前町の無職で41歳の女で、判決文などによりますと、おととし1月自宅の寝室で練炭自殺を図り、未就学児を含む子ども3人を一酸化炭素中毒で殺害しようとしたとして、殺人未遂の罪に問われていたものです。

裁判では女の責任能力の有無が争点となっていましたが、福井地裁の内山孝一裁判長は、「物事の善悪が区別でき犯行を思いとどまることができる状態だった」として責任能力を認めた上で、懲役3年・執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。

判決後、内山裁判長は「子どもたちへの悪影響を取り除くために、自分自身に何ができるか良く考えて」と女に語りかけました。

    福井放送 福井放送