脂がのった「はげっしょサバ」 夏を乗り切るスタミナ源に 店先に漂う香ばしい香り 大野市の鮮魚店
夏至から数えて11日目となる半夏生(はんげしょう)の1日、大野市の鮮魚店には、丸々と太った「半夏生(はげっしょ)サバ」が並び、飛ぶように売れていました。
■サバを買い求めた客
「やっぱりね、脂がのってますね。 全然違うっていうか。かめばかむほどおいしい」
半夏生に焼きサバを食べる風習がある大野市内の鮮魚店には、朝からひっきりなしに買い物客が訪れました。オーブンで火を通した後、炭火で余分な脂を落とす“2度焼き”をしていて、店先には香ばしい香りが漂っていました。鮮魚店の減少で、近年は鯖江や武生からも客が訪れる他、県外向けの発送も増えているということです。
■うおまさCafe 山本恭子代表
「いつも食卓で一緒に半夏生さばを食べていた孫が、県外に行ってしまったから。大野の文化も送って、ずっと思い出してほしい」
半夏生サバは、暑い夏を乗り切るのに欠かせない市民のスタミナ源にもなっていて、この店では1日で400本を焼きあげたということです。