野坂だのせ祭り 田植えの様子表す踊り奉納 五穀豊穣と豊作を祈願 敦賀市・野坂公民館
敦賀市の野坂公民館で2日、室町時代から伝わる「野坂だのせ祭り」が営まれ、住民が田植えの様子を表す踊りなどを奉納して、五穀豊穣と豊作を祈願しました。
■子どもたちのかけ声
「だのせのせのやー」
だのせとは「田んぼの持ち主」のことで、踊り手は素襖(すおう)と呼ぶ衣装を着て、田を耕すようにくわに見立てた棒で太鼓を叩く「田打ち」と、苗に見立てた杉の葉を持って背中合わせになったり跳んだりする「田植え」を交互に披露しました。
■小学5年生の児童
「田植えをやった。松を持ってちゃんと跳べたり、ちゃんと回ったりできたのでよかった。昔からの伝統なので守っていきたい」
小学生と大人の男性合わせて30人が6人1組になって踊りを披露した他、踊りの途中には参加者の胴上げが行われたり、米粒をまく福男が登場したりして、会場を盛り上げました。