「杉箸アカカンバ」収穫量激減 敦賀市の伝統野菜 猛暑の影響で不作、流通困難に 収穫できるのは100個ほどか
敦賀市の伝統野菜「杉箸アカカンバ」が猛暑などの影響で生育不良となっていて、今シーズンの収穫量は激減しています。
敦賀市東部の山あいにある杉箸集落では、150年以上前から栽培が続く赤カブの一種「杉箸アカカンバ」の収穫が始まりました。
例年はこの時期におよそ6000個を収穫していますが、今年は種まきをした9月の猛暑の影響で、合わせて100個ほどの収穫にとどまる見込みです。
■杉箸アカカンバ生産組合 山口一夫代表
「150年続いてきたアカカンバを残さないと、大変なことになると思っている。今後も一生懸命やっていきたい」
5日はおよそ30個を収獲し、東京の高級レストランに出荷することにしていますが、地元への出荷は予定していないということです。