県民からの支援に感謝 松田邦紀・駐ウクライナ大使「問題から目を背けないで」 6年ぶりに帰郷
ロシアによる侵攻が続くウクライナで、日本の特命全権大使を務める福井市出身の松田大使がふるさとに戻り、戦争の終結に向けて支援を求めました。(3月25日)
6年ぶりに帰郷した松田邦紀大使は25日、杉本知事にウクライナに対する県や県民からの支援に感謝を伝え、侵攻開始直後に福井駅前の恐竜モニュメントがウクライナカラーにライトアップされたときは涙が出るほどうれしかったと振り返りました。
また、ロシアが国連の常任理事国として平和と安全を守る立場にありながら、ウクライナと戦争を続けるのは決して許されない暴挙だと激しく非難しました。
■松田邦紀 駐ウクライナ特命全権大使
「日本は自分の国の安全保障のためにも、ウクライナの問題にしっかりと取り組み、ウクライナを支援し、ロシアに対し制裁をし続ける必要があると考えている。ウクライナの問題から目を背けることなく、格段の支援をいただければ」
松田大使は今週いっぱい都内で政財界の関係者に情勢報告をした後、ウクライナへ戻り、1日も早い戦争の終結に向けて世界各国と協議を続けます。