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入所者の頭に袋かぶせ殺人未遂 元介護士の初公判 起訴事実認める

2024年2月6日 15:32
入所者の頭に袋かぶせ殺人未遂 元介護士の初公判 起訴事実認める

 永平寺町の特別養護老人ホームで、22年9月、入所者の男性を殺害しようとしたとして殺人未遂の罪に問われている、元介護士の男の裁判員裁判の初公判が始まり、男は起訴内容を認めました。(2月6日)


 起訴状によりますと、勝山市荒土町の会社員・松村幸範被告(41)は、22年9月、当時勤務していた永平寺町の特別養護老人ホームで、入所者の90代の男性の頭にビニール袋をかぶせ殺害しようとしたとされています。

 6日の初公判で松村被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。

 裁判は量刑が争点となっていて、検察側は松村被告が事前に自然死にみせかける殺害方法を調べていたことなど「犯行の計画性」を指摘しました。

 一方弁護側は、被告がフロアリーダーや、施設の危機管理を担当する委員長なども務め、過重労働で追い込まれていたとして減刑を求めました。

 判決は今月15日に言い渡されます。

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