新幹線開業から2か月 夜の福井市中心部に変化も 開業効果にも濃淡
北陸新幹線の開業から16日で2か月。新幹線駅を中心に新たな人の流れや賑わいが生まれています。
まずは福井駅前から。賑わいは周辺にまでは及んでいないようです。
16日。新幹線開業にあわせてオープンした福井駅前の再開発エリア「FUKUMACHIBLOCK」のフードホールを訪ねてみると…
■20代女性は
「福井駅使うので仕事の帰りとか便利です」
「今までの福井にはない都会的な感じオシャレな感じが良いところだと思います」
■エノバル冨田真稔店長
「金曜日の夜とかはどの店も満席で椅子取りゲームではないですけど、席の取り合いというか空いたらすぐ入ってくれる感じ。この賑わいがずっと継続していけたらいい」
エキマエに新たな人の流れが生まれる一方で、利用客からはこんな声も。
■20代女性は
「以前まではやっぱり片町の居酒屋に行って二軒目バーに行ったりしていた」
■記者
「それが今どうなりました?」
■20代女性は
「今はここ来ていますちょっと片町遠いので駅から歩いていくとFUKUMACHIBLOCKできたのでここだと飲みやすい」
一方、駅から徒歩10分の繁華街・通称「片町」では、多くの店で「開業効果」を感じるまでには至っていません。
■Agit 相上直樹店主
「新幹線開通したら“お客さんどうなるんだろう?”という話をしてましたが逆に片町に関しては暇になっている」
この店では開業後の売り上げが去年の同じ時期と比べおよそ2割ダウンしました。
■Agit 相上直樹店主
「人の流れが変わってしまった。ホテルも駅前のほうが多い駅近くにあれだけ飲食店が出来てしまうと、わざわざ歩いて10分15分かけて片町まで来る必要がないのは考えてみたら当然みたいな感じがします。選択肢が増えたことは悪いわけではないので駅前も盛り上がって片町も盛り上がるのが一番良い」
開業をきっかけに生まれた新たな人の流れと賑わい。この賑わいを持続し、周辺に広げていけるかが今後のテーマとなります。