猛暑の影響で枝豆が不作 美浜町では半分しか出荷できず
連日続く猛暑で農業にも影響が出ています。美浜町では枝豆がうまく実らず、半分しか出荷できない深刻な状況となっています。
冷えたビールのおつまみに人気の枝豆に異変が起きています。
7日、美浜町では農家が枝豆畑の土を掘り起こしていました。豆のさやを開けてみますと、実は小さく茶色に変色していました。
美浜町は県内でも大きな産地の一つで、本来であれば今の時期が出荷のピークですが、猛暑の影響でうまく育ちませんでした。
■枝豆を生産 無限大 木子博文社長
「17年くらい枝豆を作ってきたが初めて」
農家によりますと、7月上旬に35度以上の猛暑日を記録した頃から、さやや実の成長が止まったということです。
■木子博文社長
「大きな栽培をしていると、気象のリスクをカバーしないといけない、配慮しないといけない要素があるが、今回の高温は避けられなかった」
この会社では、年間およそ100トンの枝豆を出荷していますが、全体の半分にあたる7月末からお盆にかけての収穫分が出荷できなくなり、被害は2500万円分に上るということです。
■木子博文社長
「露地で大規模に同じ作物を作るほどリスクが高くなるので、何をどのように作るか考えないといけない。宿題を投げかけられたような気がする」
農家も頭を悩ませる連日の暑さ。食卓への影響が心配されます。