海洋ごみが生態系に悪影響 環境破壊や乱獲、毎年500種の生き物“絶滅” 水族館で学習会
坂井市の越前松島水族館で23日、海の自然環境や生態系について学ぶイベントが開かれ、親子連れがマイクロプラスチックなどの問題について学びました。
生態系への影響が懸念されている海洋ごみを減らそうと開かれたもので、児童と保護者らおよそ130人が参加しました。
同水族館の松原亮一館長は、人間の出すごみがマイクロプラスチックとなって生態系を脅かしていると指摘した上で、環境破壊や乱獲などによって、毎年500種の生き物が絶滅している現状などを紹介しました。
参加者たちはこの他、ペットボトルのキャップおよそ1700個を使って、ミズダコをイメージしたアート作品を製作し、海を取り巻く環境問題について楽しみながら学んでいました。
完成した作品は7月19日まで館内で展示され、同水族館では海の環境問題を考えるきっかけになればと話しています。