高速バス「福井⇔名古屋線」増便 セールスポイントは“乗り換え不要” 新幹線開業後は鉄道より便利でお得に
高速バスの「福井⇔名古屋線」が1日から増便されました。1日10往復となり、新幹線県内開業後は乗り換え不要の移動手段として利用が増えそうです。(12月1日)
増便の理由の1つは来年春の新幹線県内開業です。福井駅と名古屋駅の間は現在、JRの特急しらさぎで乗り換えなしでアクセスできますが、新幹線開業とともに敦賀での乗り換えが必要となります。
電車を利用する人(名古屋在住)
「個人で来る時はやはり(特急)しらさぎ。名古屋から来るのは(春以降)不便だと思う」
「しらさぎは便利で良かったけど、どんどん悪くなるって聞いているので、高速バスを使うのがいいかな」
JR東海バスは去年、試験的に運行したところ需要が見込めたとして、土日・祝日限定で1日1往復、えちぜん鉄道の三国駅とあわら湯のまち駅まで延伸する便も運行します。
JR東海バス 経営企画課・井戸課長
「福井県の北の方にはなかなか足が届いていなかった。三国の東尋坊とか芦原温泉とか、全国区の観光名所なので、この辺りを名古屋の人に提供したら、多くの人に利用してもらえるのではないか。福井の観光、もしくは産業の活性化につながるような路線にしていきたい」
運賃は、福井駅東口から名古屋までの往復で6500円となっていて、鉄道を利用する場合に比べて半分程度になる見込みです。