高浜1号機の蒸気漏れ 原因は配管の亀裂 熱膨張した管と点検用の足場が接触
関西電力高浜原発1号機で、2次系の配管から蒸気が漏れたトラブルをめぐり、関西電力は、熱で膨張した配管と点検用の足場が接触し、亀裂が発生したことによるものだと発表しました。(2月6日)
高浜原発1号機では、先月21日から22日にかけ、2次系の給水ポンプにつながる配管から、蒸気や冷却水が漏れ出しました。
関西電力が調べたところ、問題の配管には42ミリに渡る亀裂が見つかりました。配管の上に設置された点検用の足場の金属板が、熱で膨張した配管と接触し、給水ポンプの振動が加えられたことで、亀裂が入ったとみられています。
トラブルを受け、関西電力は配管と足場の金属板を取り換えたほか、他のプラントでも同様の亀裂がないか点検することにしています。
なお、高浜原発1号機は電気出力を40パーセントまで下げて運転していますが、8日までに100パーセントに戻すことにしています。