おいしい野菜をもう一度 ハウス倒壊から半年あまり 去年12月の突風で押しつぶされる メロンなど収穫始まる 坂井市三国町
坂井市で起きた突風の影響で大きな被害を受けた農業用ハウスの復旧が終わり、トマトやメロンの収穫も始まっています。
ビニールハウスの中ですくすくと育つマスクメロンや「越のルビー」。坂井市三国町の農家川端雅行さん(55)のハウスでは、9日朝早くから収穫作業が行われていました。
川端さんのハウスは去年12月、坂井市三国町の西部を襲った突風の影響で、所有していた12棟のうち11棟が全半壊しました。
■農家 川端雅行さん
「途方に暮れるという言葉があるでしょ、ぼう然。この歳になって、それはきついよねって。一瞬ちゅうちょする。継続しようかどうしようか」
ハウスの修復にかかった費用はおよそ1400万円。県と市の補助金も利用しても、1000万円は自己負担です。4月から工事が始まり、7日までに全ての工事が完了しました。
■農家 川端雅行さん
「なんとか10年でも20年でもやれたらいいな(と思う)。お客さんが待っているので」
あっという間にハウスが押しつぶされた突風の被害から半年あまり。もう一度おいしい野菜を提供したいと、川端さんは再スタートを切りました。