福井ユナイテッド、初戦は引き分け 全国地域チャンピオンズリーグ決勝ラウンド 悲願のJFL昇格へ 前半で逆転許すも、アディショナルタイムのPKで追いつく
悲願のJFL昇格をかけた戦い。サッカーの福井ユナイテッドFCは20日、全国地域チャンピオンズリーグ決勝ラウンドに臨みました。絶対に負けられなかった初戦は、3対3の引き分けに。次につなげる勝ち点1を掴みました。
■平田航大記者
「悲願のJFL昇格に向けて、福井からもたくさんのサポーターが駆け付け、熱い声援を選手たちに送っています」
青のユニフォーム福井ユナイテッドの初戦の相手は、白とグレーのユニフォーム大分県のジェイリースFC。
試合はいきなり動きます。ユナイテッドは、市川のインターセプトから野中が高貝にスルーパス。それを高貝がダイレクトシュート!貴重な先制点を奪います。
さらに続く前半8分。右からの市川のクロスに再び高貝!北信越リーグ得点王の実力を見せつけ、序盤でリードを広げます。
■福井ユナイテッド13番 高貝樹幹選手
「自主練でもずっとやっているし、(市川)侑麻からボールが来るのは分かっていたので、待つ場所も入るタイミング、ポイントも全部良かった」
しかし、ここからジェイリースの反撃にあいます。前半にコーナーキックなどで3失点を喫し、まさかの逆転を許します。
エンドが変わった後半。
同点に追いつきたいユナイテッドは、チャンスを作りますが、なかなかゴールネットを揺らすことが出来ません。
万事休すかと思われた後半、アディショナルタイム。PKを獲得すると、キッカーは途中出場の大石。
■福井ユナイテッド9番 大石治寿選手
「緊張とかはなく、みんながつないでくれたPKだったので」
これをしっかりと決めて、なんとか同点に追いつきます。JFL昇格へ絶対に負けられない試合でしたが、3対3の引き分けで、勝ち点1をモノにしました。
■福井ユナイテッド 藤吉信次監督
「この引き分けを次につながる引き分けにしたいので、あとは2試合勝つだけ。次の飛鳥戦に向けて絶対勝つように準備したい」
次の試合は22日で、奈良県の飛鳥フットボールクラブと対戦します。