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大飯原発3号機で放射性ガスのモニター数値が上昇 ガス漏れ防ぐための隔離が不十分

2025年3月6日 19:49
大飯原発3号機で放射性ガスのモニター数値が上昇 ガス漏れ防ぐための隔離が不十分
大飯原発3号機で放射性ガスのモニター数値上昇 ガス漏れ防ぐための隔離が不十分

関西電力大飯原発3号機で、放射性物質を含むガスを監視する排気筒モニターの数値が一時的に上昇したトラブルは、ガス漏れを防ぐための隔離が不十分だったことが原因とわかりました。

関西電力によりますと、2月27日午後1時ごろ、大飯原発3号機で、放射性物質を含むガスの排出を監視する排気筒モニターの数値が一時的に通常の2.5倍に上昇しました。

排出されたガスの放射線量は、注意を示す値のおよそ3分の1で、周辺環境への影響はなかったとしています。

調査の結果、トラブルのあった日には、廃棄物を処理する建屋でガスの濃度を確認する装置を取り外す工事が行われていて、ガスが配管から室内に漏れ、ダクトを通じて排気筒から排出されたことがわかりました。

ガス漏れを防ぐため必要な隔離の範囲について、現場担当者と管理職の間で情報が共有されていなかったということです。

関西電力では、ガス漏れした箇所に栓を取り付けたほか、今後、放射性物質を含む設備の取り換えや、改造工事の際は、工事責任者らによる作業計画書の確認を徹底するとしています。

最終更新日:2025年3月6日 19:49
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