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大飯原発で県原子力総合防災訓練始まる 能登半島地震ふまえ2000人が緊急時の対応確認へ

2024年10月25日 15:28
大飯原発で県原子力総合防災訓練始まる 能登半島地震ふまえ2000人が緊急時の対応確認へ
放射性物質の放出を想定 小型ロボットを使った遠隔操作の訓練(25日午後1時大飯原発)

大飯原発での重大事故を想定した県の原子力総合防災訓練が25日に始まり、能登半島地震の被害も踏まえて、自治体関係者や地元住民など2000人が緊急時の対応を確認します。

訓練は嶺南を震源とする地震により、大飯3号機で外部電源が失われ、原子炉が冷却できなくなったという想定で行われました。

大飯原発の構内では、関西電力の社員らが放射性物質の放出などで人が近づけない場合を想定し、小型ロボットを使ってバルブの弁を開くなど遠隔操作の手順などを確認していました。

また原子炉を冷やすために、専用の車で汲みあげた海水をホースでピットに送る訓練も行われ、万一の事態に備えました。

ところで能登半島地震では、海底が隆起したことで大型の船が港に着岸できない事態となったことを踏まえ、今回の訓練を通してゴムボートやヘリ、バスなど、さまざまな手段を使った避難について検証することにしています。

訓練は26日も行われ、おおい町をはじめ小浜市や高浜町など5つの市や町の住民あわせて670人が参加して、広域避難先となっている兵庫県まで移動する際の段取りなども確認します。

最終更新日:2024年10月25日 19:10
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