「越前がに」2割ほど高値に 安定供給を目指し漁獲制限 昨シーズンは獲れ過ぎでこの時期は安値
越前がに漁の解禁から1か月。シーズンを通した安定的な供給に向けて、漁業者がカニの大きさや数を制限している影響で、ここまでの水揚げ量は国から配分された漁獲枠のおよそ4割にとどまっていて、価格は豊漁だった昨シーズンの同じ時期に比べて、2割ほど高くなっています。(12月6日)
越前町の鮮魚店では6日、ゆでたての越前がにが並び、県外からの観光客が品定めをして買い求めていました。
大阪からの観光客
「15万円くらい(買った)」
「(カニを贈ると)喜ぶから、毎年大阪からここまで(買いに)来ている」
県によりますと、越前がにの水揚げ量は11月末までで合計196トンとなっていて、解禁から10日間で漁獲枠の半分近くを水揚げした昨シーズンと比べると少なく、価格に影響しているとみられます。
今シーズンの越前がに漁は、メスのセイコガニが年内いっぱい、オスのズワイガニが来年3月20日まで続けられます。