ツキノワグマ「保護」から「管理」へ 来年度から積極的な捕獲も 被害の未然防止に向けて県対策会議
クマの出没が相次ぎ、人への被害も出る中、福井県は来年度から、被害の未然防止に向けて、積極的な捕獲も視野に対策を進める方針です。
県庁では20日、専門家らが集まってツキノワグマへの対策を話し合いました。
現在は、クマが人に危害を加える恐れがある場合に限って捕獲することができますが、来年度以降は、個体数の管理を目的に、積極的な捕獲も視野に入れ、実際に捕獲する際の方法などを確認しました。
県自然環境課 片山博之課長
「人とクマが共存していけるように計画策定を進めていって、人身被害などが全く出ないように、防げる形へ計画を持っていきたい」
ところで県内では、今年度8月末までに、過去最多となる554件のクマの出没があり、県は生息状況の調査結果を踏まえて来年度、積極的に捕獲するクマの頭数を決めることにしています。