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福岡空港の新駐車場は収容台数2倍・料金は値上げ 跡地にはホテルやバスターミナルが入る複合施設を建設へ

2024年4月15日 19:17
福岡空港の新駐車場は収容台数2倍・料金は値上げ 跡地にはホテルやバスターミナルが入る複合施設を建設へ
福岡空港の駐車場の混雑の解消なるか

福岡空港国内線の新しい駐車場が16日オープンします。繁忙期の混雑を緩和するために大きく変わった駐車場が、一足先にお披露目されました。

■阿部まみフィールドキャスター
「新しい駐車場が見えてきました。存在感がありますね。」

16日オープンする福岡空港国内線の新しい立体駐車場です。9階建ての建物のデザインは、国立競技場などを手がけた世界的建築家の隈研吾氏が監修しました。

中をのぞいてみました。

■阿部フィールドキャスター
「エレベーターのボタンが1階から9階までわかりやすいように色分けされています。8階に到着しました。ラーメンが描かれています。」

覚えやすいようにフロアごとに色を変え、エレベーターホールには、福岡の特産品などが描かれています。

駐車状況がひとめで分かる工夫もあります。

■阿部フィールドキャスター
「緑のライトは、3台ごとに並んだスペースの駐車情報を示しています。3台目が止まると、ランプの色が満車を示す赤になりました。」

これで空いているスペースをすぐに見つけることができます。

国内線の駐車場はこれまで繁忙期の混雑が問題となっていました。

■松原健介記者
「駐車場に向かうレーンは長い列ができています。駐車場の入り口には満車と書かれています。」

日曜日も多くの車で混雑していました。

■駐車場の利用者
「(待ち時間は)10分か15分ぐらい。」

その混雑を緩和するために大きく変わったのが駐車場の規模です。6階建てから9階建てになり、止められる車の数もこれまでの2倍にあたるおよそ1600台に増えました。

混雑緩和のため、福岡空港では別の場所にも駐車場をオープンしていました。

■阿部フィールドキャスター
「南駐車場は空いています。」

去年7月にオープンした南駐車場です。止められる車は85台と多くはありませんが、あまり知られていないこともあり、15日は空車が目立ちました。

南駐車場の近くには、福岡空港で唯一の乗降場が去年12月にオープンしました。車に乗り込む事が可能なので出迎えに利用することができます。

新しい立体駐車場は16日オープンですが、15日で営業を終えるこれまでの駐車場はどうなるのでしょうか。

■福岡国際空港・岩本哲也さん
「飛行機に乗らない人も楽しめる。多くのインバウンドが福岡に入ってくるので、そういう人に楽しんでもらえる商業エリアの拡充に加えて、ホテルも合わせた複合商業施設を計画している。」

今の駐車場を解体し、ターミナルビルと一体となった商業、ホテル、バスターミナルが入った複合施設の建設が計画されていて、2026年度に完成する予定です。

駐車場に加え、新たな複合施設の計画も明らかになった福岡空港。見えてきたのは快適に利用できるだけではなく、多くの人が集まる先進的な空港の姿です。

駐車場が新しくなって何が変わるのかを詳しく見ていきます。

これまでの6階建てから9階建てになり、収容台数はおよそ860台からおよそ1600台と2倍に増えます。

駐車料金は、南駐車場を含めて値上がりします。

最初の30分は無料のままですが、その後30分ごとの料金はこれまでの200円から250円に、24時間の最大料金も2400円から3500円に値上げされ、繁忙期は4500円となります。

なお、国際線の駐車場は料金据え置きとなります。