「食べて北陸応援」も 100種類以上の全国の駅弁とうまいものを集めたイベント 博多阪急で28日まで
ことしのテーマは、「食べて北陸応援」です。全国の駅弁などを集めた人気のイベントが22日から博多阪急で始まりました。
北海道の小樽駅からは、9種類の海の幸を詰め込んだ豪華な海鮮丼が届きました。富山駅からは大人気の駅弁、ますずしです。
■阿部まみアナウンサー
「こちらには見ているだけでワクワクするような駅弁が並んでいます。新幹線にJRの貨物コンテナです。」
北は北海道から南は鹿児島まで、全国各地の駅弁が大集合する「全国有名駅弁とうまいもの大会」には、100種類以上の個性豊かな人気の駅弁が勢ぞろいしました。
■阿部アナウンサー
「まもなく開店なのですが、まだ届いていない駅弁があります。まさに今、駅から運んでいる途中です。」
午前10時の開店と同時に大勢の人がつめかけ、飛ぶように駅弁が売れていきます。
■訪れた人
「桃太郎の祭ずし。行かなくても食べられるもんね。」
「JRコンテナの形をした駅弁が欲しくて。今から家で食べて洗って、コレクションにします。」
一方、開店に間に合わなかった駅弁もありました。
■スタッフ
「新幹線に乗れなくて急きょ、トラックで博多まで走らせています。お客様に怒られて待っているって感じです。」
初日のちょっとしたトラブルはありつつ、イベントは大盛況です。
■阿部アナウンサー
「たくさんの駅弁が並ぶなか、今年の注目は北陸のコーナーです。」
石川県の加賀温泉駅からは、日本海産のベニズワイガニがたっぷりのった弁当が登場しました。
■阿部アナウンサー
「盛りだくさんですね。カニの塩みがじゅわ~とあふれてきます。ぜいたくですね。」
こちらの店は能登半島地震で仕入れ先の工場が倒壊し、一部の商品が仕入れできないなどの影響を受けています。
■駅弁たかの・魚津則和さん
「食べてもらいたいというのはありますので。頑張ってくださいと声かけいただくのでうれしいです。」
■購入した人
「能登地震があったので、買って少しでも貢献できたらと思って。」
抹茶を入れた生地を鉄板で焼き上げ、ふろしきのように包み込み完成したのは、石川・金沢の名物のお菓子「ふくさ」です。
■阿部アナウンサー
「皮がもちもち、ふわふわです。」
国産の白えびをカラッと揚げた天ぷらが名物のこちらの店では、地震による直接的な被害はありませんでしたが、なるべく石川の商品を買ってもらおうとハートのシールを貼って「応援消費」を呼びかけていました。
■錢福屋・西竹康生社長インタ
「能登の方々を応援するために貼っているシールです。同業の方も被害に遭われているので、そういう方々を少しでも応援できるように。」
福岡にいながら北陸の応援と旅気分を味わえるこちらのイベントは、28日(水)まで博多阪急で開かれています。