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厳しい寒さとなった3連休 雪の中の「冬キャンプ」はこたつでもつ鍋 菜の花やマーラの赤ちゃん誕生に「春の訪れ」も 福岡

2025年2月24日 18:38
厳しい寒さとなった3連休 雪の中の「冬キャンプ」はこたつでもつ鍋 菜の花やマーラの赤ちゃん誕生に「春の訪れ」も 福岡

24日まで3連休だった方も多いかと思いますが、厳しい冷え込みとなり、福岡県内でも雪が降った所がありました。25日からはこの寒さは和らぎ、週末に向けて春本番の暖かさになりそうです。

24日朝、福岡県添田町は一面が雪景色になり、公園のプールの水面には氷が張っていました。上空に強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まったため、添田町では氷点下3.2℃の最低気温を記録しました。

また、八女市では氷点下4.5℃、久留米市で氷点下2.3℃を記録するなど、県内8つの観測地点で氷点下となりました。福岡市博多区でも最低気温1.0℃となるなど、各地で最も寒い時期を下回る冷え込みになりました。

■街の人
「できるだけ早く、映画を見たらぱっと帰ろうかなと。寒いので。」
■神奈川から訪れた人
「九州は暖かいと思っていたので、すごくびっくりしています。」

■竹原侑記者
「福岡市の油山では朝から雪が降っていて、芝生にうっすら積もっています。」

福岡市の油山では、凍結防止剤をまくなどして対策していました。

こうした中、「冬キャンプ」をする人たちもいました。

■訪れた家族
「冬キャンプ初めてだったんですが、なめていました。むちゃくちゃ寒かったです。こたつとホットカーぺットを家から持ってきて、電源を借りたんですが、思いのほか減りが速くて、寝る時には使えない状態で。」
「寒い!中入りたい!中入りたい!」

23日夜はテントの中でこたつに入り、もつ鍋を食べて過ごしたということです。

この寒さに、福岡県豊前市にあるみかん園「静豊園」では、豚汁やおでんが準備されていました。訪れた人の目的は早咲きの河津桜です。本来はこの時期に開花を迎えるため、18日から一般開放していました。

■河津桜 実行委員会・田村裕司 委員長
「全然(咲いていない)ですよ、全く。10日くらい遅いのではないでしょうか、去年より。寒かったし、何回か寒波も来たでしょ。2月上旬にも来たし、やっときょうで寒波は終わると言いますが。」

見せてくれたのは、去年2月25日に撮影した河津桜の写真で、この時期に満開になる木もあったといいます。しかしことしは、およそ300本の河津桜のうちピンクの花を確認できたのは、24日時点で数本のみです。1輪から3輪ほどの花を付け始めたばかりでした。

■訪れた人
「桜の絵を描こうかなと思って来たんですが、ちょっと早いですね。ことしは寒いですもんね。だから、なかなか咲かないのかなと。」

静豊園の一般開放は3月16日までの予定でしたが、河津桜の開花が遅れているため、期間を延長することを検討しています。

一方で、少しずつ春の訪れも感じられるようになってきました。

■吉村史織アナウンサー
「海の中道海浜公園では、春の訪れを感じることができます。こちらでは菜の花が15万本も満開を迎えていて、 一面が黄色のじゅうたんとなっています。」

福岡市東区の海の中道海浜公園では、15万本の菜の花が寒さの影響で例年より1か月半ほど遅れて、いま満開を迎えていました。

■訪れた人
「楽しい。」
「けさ雪が降っていて、来ようかどうか迷ったんですが、すごくきれいと聞いていたので、来て良かったです。春だなという感じがしますね。」

海の中道海浜公園では、3月中旬にかけて見頃が続くということです。

福岡県久山町のトリアスふれあい動物園にも、「春」が訪れています。

■吉村アナウンサー
「3連休最終日でにぎわうなか、特に注目を集めているのがマーラの赤ちゃんです。」

大きな目と長い足が特徴のマーラは、南米に生息するネズミの仲間です。3日に2匹の赤ちゃんが生まれ、人気を集めていました。

動物園によりますと、マーラは春と秋の年2回、出産の時期を迎えるということです。

■訪れた人
「小さくて、ふわふわしていて、かわいいと思います。」
「(出産予定は)3月3日です。来週です。もうすぐです。マーラのお母さんに負けないように頑張ります。」

マーラは生後7か月ほどで大人になるということです。

■トリアスふれあい動物園・原田敦子さん
「ごはんをたくさん食べて、元気よく育ってほしいと思います。」

徐々に感じられる「春の訪れ」。寒さはこの先和らぐ見込みで、今週末には一時的に4月並みの暖かさとなり、春本番の陽気となりそうです。

最終更新日:2025年2月24日 18:38