【異例】ことし最後の猛暑日になるか 秋祭りが始まった太宰府市でまた最多記録更新「あまおうアイスと梅ヶ枝餅を堪能」 体育の授業は熱中症に厳重警戒 外で遊ぶ時間も短縮 福岡
20日、福岡県太宰府市では秋祭りが始まる中、ことし62日目の猛暑日となり、国内最多日数の記録を更新しました。福岡市の小学校では、この時季になっても熱中症への警戒が続けられています。
■吉村史織アナウンサー
「太宰府天満宮の参道の鳥居に、これまで見たことのない笹飾りがつけられています。きょう秋祭りが始まりました。」
五穀豊穣などを祈る秋祭りは、毎年、秋分の日の2日前に始まります。秋の修学旅行シーズンとなり、参道にも中学生などの姿も多く見られました。
■訪れた人
「暑いです、埼玉よりも。夏を感じています。」
「あまおうのアイス、梅ヶ枝餅、グリーンティー。温かいものと冷たいものどちらも食べたかった。これで暑さをしのいで堪能しようかなと。」
20日の太宰府市は正午すぎに35℃に達して猛暑日となり、ことし62日目と国内最多日数の記録をまた更新しました。
長引く暑さに福岡市内の小学校では、この時季になっても子どもたちを熱中症から守るための対応が続いています。
■永石莉里子 記者
「体育館では3年生が体育の授業中で、サーキュレーターを活用したり窓を全て開けたりして、暑さ対策をしています。」
熱中症の危険度を示す「暑さ指数」を確認しながら授業を進めていました。
■教諭
「暑さ指数は30.8。『厳重警戒』です。」
「厳重警戒」の場合は、激しい運動を避けることやこまめな休憩が求められていて、およそ10分に1回のペースで水分をとっていました。
■児童
「秋になったのに夏の猛暑みたいに暑い。」
さらに、熱中症対策で昼休みに外で遊べる時間も制限しています。
■校内放送
「きょうもとても暑くなっています。熱中症の心配がありますので、昼休みの遊ぶ時間を短くします。15分間、外で遊んでください。」
■和白東小学校・振原基治 校長
「外でやる活動や行事は、これだけ暑さが続くと、今までの予定を変更して前倒ししたり逆に後ろにずらしたりして、涼しい季節に行事を行い、次年度は教育の計画を見直さざるを得ないと思っています。」
この週末は台風14号が温帯低気圧に変わって日本海へ進む見込みで、九州北部では警報級の大雨となる恐れもあります。この影響で気温は上がりにくく、県内の猛暑日は20日がことし最後となる可能性もあります。