「自民党に逆風」麻生副総裁が危機感示す 「党の再生に力を注いでいかなければ」
自民党の麻生太郎副総裁は8日、福岡市で開かれた県連大会で、政治資金問題を巡って「党に逆風が吹いている」と述べ、危機感を示しました。
福岡市で開かれた自民党福岡県連の大会には約700人が出席しました。
挨拶の中で麻生副総裁は一連の政治資金問題について「自民党に逆風が吹いている」と発言した上で、国民の信頼回復が必要だと訴えました。
■自民党・麻生太郎副総裁
「党執行部の一員として心から申し訳なく遺憾の意を表する。政治上、停滞はこういうものに対して停滞が許されない。国民の政治への信頼なくして政策を前に進めていくことはできません。 一人一人が党の再生に力を注いでいかなければならないと確信しています。」
麻生副総裁は岸田総理大臣のリーダーシップが問われていると危機感を示しました。
政治資金規正法をめぐっては公明党や日本維新の会の意見を取り入れた自民党の改正案が衆議院を通過し、参議院での審議が始まっています。