【備え】福岡・佐賀で27日と28日に大雨の恐れ 「マイタイムライン」の作成や防災アプリの活用を 市長が呼びかけ
梅雨前線の影響で、九州南部では先週末に線状降水帯が発生したほか、24日も激しい雨が降りました。福岡市の高島市長は近年、自然災害が激甚化していることを受け、市民に日頃からの備えを呼びかけました。
24日も大雨に見舞われた九州南部・鹿児島県。先週末には線状降水帯が発生し、大量の土砂が押し寄せて民家が半壊する被害もありました。
気象台はこれまでの大雨で地盤が緩んでいる所があるとして、土砂災害や浸水に警戒するよう呼びかけています。
福岡市の高島市長は24日の会見で、梅雨の時期を中心に発生が予想される自然災害に対し、日頃からの備えを呼びかけました。
■福岡市・高島市長
「近年の自然災害の激甚化・頻発化を考えても、いまの時期に備えてほしい。」
高島市長が具体的な備えとして挙げたのは、災害が起きた際に「どのタイミング」で「どう行動するか」を時系列で決めておく「マイタイムライン」の作成です。
さらに、防災アプリ「ツナガル+」のインストールです。
「ツナガル+」は、近くの避難所までの道のりや、ペットを同伴できるか、バリアフリー機能はあるかなど、避難所の情報を知ることができます。
また、食料の配布場所などの支援情報が入手できるほか、市が指定する避難所ではない場所にいても福岡市に支援を要請することができます。
福岡県と佐賀県には27日から28日にかけて大雨の予報が出ています。
高島市長は「災害は防げなくても被害をいかに最小にするかという努力はできる」と話しています。