【詳しく】給食をのどに詰まらせ小1の男子児童が死亡 うずらの卵による窒息か 福岡・みやま市
福岡県みやま市の小学校で26日、給食をのどに詰まらせ小学1年の男子児童(7)が死亡しました。うずらの卵による窒息とみられるということです。
消防によりますと、26日午後0時40分ごろ、小学校の関係者から「給食中に詰まらせて息ができない」と119番通報がありました。ドクターヘリで久留米市内の病院に搬送されましたがその後、死亡が確認されました。
みやま市教育委員会によりますと、午後0時半に給食が始まり、5分後、児童が立ち上がって吐きそうなそぶりをしたということです。担任が吐かせようとしましたが口から何も出ず、腹を支えて背中をたたくなどしたうえで、隣の教室の教員と養護教諭を呼び心臓マッサージと人工呼吸を開始しました。
午後0時48分に救急車が到着し、午後1時14分にドクターヘリも到着。10分後に出発し、児童は病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。
給食の献立の「みそおでん」に入っている「うずらの卵」による窒息と推察されるということです。
みやま市教委は「安全・安心であるべき学校生活で起きてはならない事故が起きてしまったことについて深く反省し、大変重く受けとめています」として、うずらの卵を当面は使用せず、ほかの食材についても提供する大きさの検討を行うこと、よくかんでから飲み込むなど食べ方の指導を行うことなど再発防止に努めるとしています。
また、学校にスクールカウンセラーを派遣し、児童の心のケアにあたるということです。